2022年7月23日 魚類調査

毎年夏に不老川生き物調査と水質調査を行っています。今年は7月23日に狭山市の「マツザキの森」前と「としとらず公園」で調査しました。渇水状態が続き、魚はいないのではと思いましたが、群れて泳ぐ姿が見られ嬉しくなりました。

石橋上流の「マツザキの森」前は、川のカーブに沿って河畔林の深緑が素晴らしく、緑陰が暑さをやわらげ、魚にとって住みよい環境になっています。左岸から湧水が流れ出ていました。また東洋インキからの排水口のゆるやかな流れに、メダカが泳いでいました。増水時には避難場所になっているのではないでしょうか。準絶滅危惧種Ⅱ類

オイカワ16(魚影は100匹以上)、ギンブナ3、メダカ1(10匹以上泳ぐ姿)、アメリカザリガニ4、カワリヌマエビ多数が捕れました。

「としとらず公園」では、オイカワ5、オイカワ稚魚1、ドジョウ1、アメリカザリガニ4、カワリヌマエビ多数が獲れました。オイカワのオス婚姻色(繁殖期に出現し時期が過ぎると消えてしまう)の美しさに見とれてしまいます。メスはこの美しさと追星の強さに引き寄せられることでしょう。魚は記録後にもとの場所に逃がしました。

調査に当たり新河岸川水系連絡会の小林一已さん、藤井由美子さん、辻村さんにご指導をしていただきお世話になりました。