草の土手道と 広がる畑地
床上浸水特別緊急事業河川工事が行われる入曽地区間は、住宅と土手、水辺、畑地が一体化し、広がりと連続性を持った貴重な河川空間になっています。
多くの近隣の人が散歩しています。また、小学校の総合的な学習の時間で訪れ、環境教育の場としても多いに利用されています。バードウォッチングや写真撮影に遠方から訪れる人も見られ、ふれあいと憩いの場として多様な空間になっています。
希少な空石積みの護岸が残っています。その上部は土羽で草の緑がやさしく癒されます。
2019年10月の台風19号の影響により一部空石積護岸が崩れました。
歩道橋155号上流は、サクラやエノキ、ニセアカシアが川面を覆っています。新緑、サクラのお花見、紅葉と季節を感じながら、お散歩を楽しみます。
「脚」のモデルになった榎の木
詩人吉野弘は、1972年(昭和47年)から2007年(平成19年)まで、狭山市北入曽で暮らしていました。
不老川沿いをよく散策していたようです。この榎が伐採される のは残念でなりません。
下流からの155号橋(本橋場落差工 昭和33年3月竣工)
架け替えられます。
下流から急ピッチで工事が進められています。河畔樹は伐採され、フェンスがつけられます。現在の風景は一変します。
上流からの155号橋
4本のサクラがいっせいに咲きました。
隣接する畑とサクラ、お花見を楽しむスポット
4本桜を過ぎると、左岸側は道路でフェンスがつけられコンクリート護岸になっています。
畑に沿ってカーブし、右岸側は多くの植物が繁茂しています。
草の上でたくさんのカルガモが休息しています。親の後を必死で泳ぐ子ガモの姿も見られます。
上流から
下流から
流れがゆるやか
草の上はカルガモの休憩所
山王橋下流は工事が進行中です。完了した区間もありますが、工事前の写真を載せます。ご覧ください。
山王小学校の横に架かる歩道橋 廃止されます
山王塚落差工 昭和三十三年二月竣工
としとらず公園まで来ました。一休みしましょう。
としとらず公園は、中流域で唯一川に近づける親水公園です。流れがゆるやかで、水際の茂みは小魚が棲み、夏には子ども達の大好きな水遊びの場として利用されています。堤防の上は比較的広く、あずまやは、散歩する市民や近隣住民の憩いの場になっています。地域に親しまれているとともに、子ども達のお散歩や、小中学校の環境学習の場にもなっているエリアです。年に一度、魚類調査をかねて、子ども達と「親子で遊ぼう魚とり教室」を開催しています。 カワセミが真っすぐに飛んでいきました。水中にダイブする美しい姿は見事です。改修工事によりコンクリート護岸になります。カワセミブロックが設置されますが、気に入ってくれるかなー。
東山王橋のたもとにあるこの公園は、河川ふれあい学習推進工事(都市河川改修工事合併) により、平成12年度から園路、階段、あずまやが整備されました。 その後「水辺再生100プラン」により、平成21年度から、水辺に石を張りしっ かりした平場を整備し、木柵タイプの護岸整備をしました。
2019年(令和元年)11月現在 工事中の為通行止めです。
5、東山王橋~リサイクル工場 へ続く